長いことお休みをいただいてましたが久しぶりに(1年!?)ブログに戻ってきました。
景気も良いし、この業界も色々動きがあるので楽しい限りです。
I'm back bRogging after a long absence (wow, almost a year!?) Economy is getting better, and the industry is still active and fun to watch.
I was just reading my previous blog from last year, and some companies have new owners and changed thier business model recently. I just hope they will continue making great gear...
16.8.09
26.9.08
Eagle Industries Recon Hydro Pack 3 Pocket
デザイン:
3つのポケットを備えるHydration Backpackタイプ背嚢。外部にはALICEが備えられており、任意によりポケット等を装着可能。本体には、取外し可能な3本のストラップがついており、収納品のがたつきを止めることが可能。底部には2本のストラップが縫い付けられており、ポンチョライナー等を括り付けられます。
ポケットは3つあり、外側上部に中型、その下に非常に小さなポケット、そしてメインとなります。
背負いストラップは取り外し可能、別売りの戦闘ベストに取り付けも可能。胴と胸のストラップも取り外し可能になってます。背負いストラップは非常に薄く出来ておりますが、使用用途である重量をオーバーしなければ苦にはならないでしょう。3つのポケットを備えるHydration Backpackタイプ背嚢。外部にはALICEが備えられており、任意によりポケット等を装着可能。本体には、取外し可能な3本のストラップがついており、収納品のがたつきを止めることが可能。底部には2本のストラップが縫い付けられており、ポンチョライナー等を括り付けられます。
ポケットは3つあり、外側上部に中型、その下に非常に小さなポケット、そしてメインとなります。
用途:
3Dayタイプの戦闘背嚢では大きすぎる作戦行動や、SERE訓練等に用いられます。また、Extream Race等でもかなり使用されているのを見ます。
大きさ&重量:
836CI, 2LBS
メイン: 548 cu in (22.75 cm x 41.25 cm x 9.5 cm = 8.915 L)上部: 208 cu in (19.75 cm x 24.75 cm x 7 cm = 3.412 L)下部: 80 cu in (19.75 cm x 9.5 cm x 7 cm= 1.313 L)Hydration部: 342 cu in (23.5 cm x 47 cm x 5 cm = 5.522 L)
材質:
1000Dコーデユラ
色:
黒、Woodland、OD、Khaki(写真)
廃盤:Tiger Stripes、Desert
品質:
米国製。裁縫技術は良好だが、時折縫いが甘いものや、使用されている金具に錆止めがされていない等、問題が過去にあった(クレームしたら即無償交換)
感想:
この製品はRecon Hydroと名前が変えらた2002年以前から10年程使用してきており、非常に気に入っている1品です(実は3つも持ってたりします)。クリップを使用し、大型パックに括り付け、サミットパックとして使用することも出来ますし、E&Eパックとしても使用できます。稼働率が非常に高いパックのひとつです。
デザインの唯一の問題点は、ポケットの配置。中ポケットが小ポケットの上部にあるので、あまり重いものは中ポケットには入れられません。また小ポケットも非常に小さく、用途が限られている問題があります。
(Recon Hydroは全3種類用意されてます。そのうち残りの2種類の感想も書き込みます。 )
クロスカントリー走でも使用したことがありましたが、(軍用には珍しく)Coolmax材が背当に使用されており、非常に快適に走る事ができました→汗が換装した後素材が塩で白くなりましたL
尚、軍用背嚢の多くが背当は通常ナイロン一枚になっている理由ですが、これは昨今の兵士は防弾チョッキを着用しており、Coolmaxなどメッシュ地の素材を使用すると、チョッキや装具金具に引っかかる為。では何故EagleのRecon HydroにはCoolmaxが使用されているか?これは、開発当時の90年代は防弾チョッキを使用する兵士は限られていた事、また、このパックは米軍のSERE訓練部隊で正式採用されており、学生が訓練移動中枕代わりに使用するためCoolmaxが使用されているとの事。なるほど。
Hydration Kitの話…
尚、実はCamelbakのキットは非常に苦い経験があるためSource Hydrationを入れてます。これは昔イスラエル軍の兵士から教えられて買ったものですが、非常に良くできており、米海兵隊がCamelbakの契約をキャンセルしSourceに切り替えた理由も良く分かります。今までCamelbakは何度も破裂しそのたびに交換してもらってましたが、Sourceは一度も破裂した事はありません。昔CamelbakがMade In USAだった時代は壊れる事もなかったんですが、軍の正式採用をされた途端品質がガタ落ち、やはり海外製はダメだな~といわれるのもしょうがないでしょう。
10.9.08
KIFARU MARAUDER Gen 1
デザイン:
クラムシェル方式の収納口を持つ3 Day 戦闘パック。2000CIサイズだが、アルミフレームを内臓し大型パトロールパック並みの対重量性を誇る。外部、内部共にMOLLEを備えており、任意でMOLLEポケットやOption購入可能な椅子等を配置可能。
大きさ&重量:
2000CI, 4パウンド
材質:
1000Dコーデュラ
色:
ACU, 黒、Multicam、MARPAT(特注)、Coyote Brown, OD (*写真)
廃盤: Desert Tiger、Woodland
収納口:
メイン:クラムシェル型開閉式
フラットポケット:クラムシェルの蓋部分の内側にジッパー式のポケットあり。
品質:
米国製。裁縫技術は大変良好。Camelbakが「事故」で内部破裂した際、水が一滴も漏れない現象がありました(それだけ頑丈に縫ってあるという事)
尚02年当時は作業員がタバコをふかしながらミシンを踏んでいたらしく、KIFARUからの宅急便をあけると凄まじい煙草の匂いがしたのを今でも覚えています。
感想:
Optionで椅子のキットを購入し、常に地図用のポケットに内蔵してました。キャンプ用の椅子としても使えますし、弾薬箱やペリカンケースなどを作業現場に携行するのに非常に役立ちました。また、一度ハイキング中に怪我人が発生したので、椅子を利用し下山する機会がありましたが、「無いよりまし」という感触でした。こればスイスシート用のロープを使って背負うよりはましという意味です。
購入したのは2002年頃、当時はEagle のRAIDパックが全盛、MARAUDERはその外見からも常に比較されながらも、KIFARUという当時は無名メーカーの為なかなか正当な評価はされていませんでした。しかしRAIDと比較した場合、MARAUDERは軍用には不可欠な過度の重量物を携行できるフレームを持ち、K社の各種Optionを選べるなどモジュール性にも富んでおり、軍用戦闘パックとして他社戦闘パックより進化しており、Patrick Smithの哲学を良くあらわしているデザインだと思います。
一方、そのフレームデザインが故に、背負う際には多くのストラップを調整しなければならないなど、戦闘パックとしては致命的問題もあります。これは夜間戦闘時や寒冷地等でストラップが見え難い+手先の作業が難しい環境では問題だと個人的には思います。
クラムシェル方式の収納口を持つ3 Day 戦闘パック。2000CIサイズだが、アルミフレームを内臓し大型パトロールパック並みの対重量性を誇る。外部、内部共にMOLLEを備えており、任意でMOLLEポケットやOption購入可能な椅子等を配置可能。
大きさ&重量:
2000CI, 4パウンド
材質:
1000Dコーデュラ
色:
ACU, 黒、Multicam、MARPAT(特注)、Coyote Brown, OD (*写真)
廃盤: Desert Tiger、Woodland
収納口:
メイン:クラムシェル型開閉式
フラットポケット:クラムシェルの蓋部分の内側にジッパー式のポケットあり。
品質:
米国製。裁縫技術は大変良好。Camelbakが「事故」で内部破裂した際、水が一滴も漏れない現象がありました(それだけ頑丈に縫ってあるという事)
尚02年当時は作業員がタバコをふかしながらミシンを踏んでいたらしく、KIFARUからの宅急便をあけると凄まじい煙草の匂いがしたのを今でも覚えています。
感想:
Optionで椅子のキットを購入し、常に地図用のポケットに内蔵してました。キャンプ用の椅子としても使えますし、弾薬箱やペリカンケースなどを作業現場に携行するのに非常に役立ちました。また、一度ハイキング中に怪我人が発生したので、椅子を利用し下山する機会がありましたが、「無いよりまし」という感触でした。こればスイスシート用のロープを使って背負うよりはましという意味です。
購入したのは2002年頃、当時はEagle のRAIDパックが全盛、MARAUDERはその外見からも常に比較されながらも、KIFARUという当時は無名メーカーの為なかなか正当な評価はされていませんでした。しかしRAIDと比較した場合、MARAUDERは軍用には不可欠な過度の重量物を携行できるフレームを持ち、K社の各種Optionを選べるなどモジュール性にも富んでおり、軍用戦闘パックとして他社戦闘パックより進化しており、Patrick Smithの哲学を良くあらわしているデザインだと思います。
一方、そのフレームデザインが故に、背負う際には多くのストラップを調整しなければならないなど、戦闘パックとしては致命的問題もあります。これは夜間戦闘時や寒冷地等でストラップが見え難い+手先の作業が難しい環境では問題だと個人的には思います。
8.9.08
Protective Combat Uniform (PCU) Level 5 Gen 2 Patagonia & Beyond Clothing
PCUのLevel5はソフトシェル素材使用の戦闘服。
運用目的:
寒冷地においてBDUやACUといったコットン使用の戦闘服の代替、PCUシステムの中では一番使用される。特殊部隊のみに供給。
供給源:
第1世代目:障害者団体ORC Industries
第2世代目:
① Patagonia(障害者団体ReadyOneIndustriesが下請け製造)
② Beyond Clothing
サイズ:
RegularとLongサイズがあるが、体型が合わない隊員の為、米特戦軍は、Beyond社のカスタムサイズの発注も特例として認めている。
2社間の相違点:
Patagonia Beyond
重量 25オンス 16オンス
肘 2重 1重
袖口 伸縮性ゴム内臓+ベルクロ調整 ベルクロ調整
腕ポケット 伸縮性なし 伸縮性あり
フード収納性 可 不可
フード素材 Level 4軽量 Level 5
フード形状 ひさし無 コブラ式、ひさし付
ジッパー シングル、無名メーカー ダブル、YKK
着丈 前後同じ長さ 後部が前部より長い
胴 伸縮性ゴム内臓 無
第1世代は品質が大変悪く、運用中にバラバラになるなど問題が多発した。写真の第2世代目は第1世代の問題点を改善しながら尚且つ運用者そして最新のアウトドア業界の技術を取り入れたものとなっている。
使い勝手だが、フィット感は当然ならがBeyondに軍配が上がる。また、収納不可能ながらもフードの形状、締め付け方式はBeyond製が使い勝手がある。
Patagonia製は、肘当、胴回りの伸縮性、軽量フード収納機能などBeyondには無く使用価値がある機能が色々とある。
問題は、Patagonia製は価格競争で勝つために安物素材で構成されており、また裁縫に至っても低賃金の障害者を使っているため、Beyondとの差は歴然としていること。これはOrc Industries製第1世代にもあるように、製品の信頼性にも影響されると考えられます。しかし、運用者が大変予算に富んでいることからも、使い捨てが可能な事はPCUの製品にも反映されていると考えられます。
運用目的:
寒冷地においてBDUやACUといったコットン使用の戦闘服の代替、PCUシステムの中では一番使用される。特殊部隊のみに供給。
供給源:
第1世代目:障害者団体ORC Industries
第2世代目:
① Patagonia(障害者団体ReadyOneIndustriesが下請け製造)
② Beyond Clothing
サイズ:
RegularとLongサイズがあるが、体型が合わない隊員の為、米特戦軍は、Beyond社のカスタムサイズの発注も特例として認めている。
2社間の相違点:
Patagonia Beyond
重量 25オンス 16オンス
肘 2重 1重
袖口 伸縮性ゴム内臓+ベルクロ調整 ベルクロ調整
腕ポケット 伸縮性なし 伸縮性あり
フード収納性 可 不可
フード素材 Level 4軽量 Level 5
フード形状 ひさし無 コブラ式、ひさし付
ジッパー シングル、無名メーカー ダブル、YKK
着丈 前後同じ長さ 後部が前部より長い
胴 伸縮性ゴム内臓 無
第1世代は品質が大変悪く、運用中にバラバラになるなど問題が多発した。写真の第2世代目は第1世代の問題点を改善しながら尚且つ運用者そして最新のアウトドア業界の技術を取り入れたものとなっている。
使い勝手だが、フィット感は当然ならがBeyondに軍配が上がる。また、収納不可能ながらもフードの形状、締め付け方式はBeyond製が使い勝手がある。
Patagonia製は、肘当、胴回りの伸縮性、軽量フード収納機能などBeyondには無く使用価値がある機能が色々とある。
問題は、Patagonia製は価格競争で勝つために安物素材で構成されており、また裁縫に至っても低賃金の障害者を使っているため、Beyondとの差は歴然としていること。これはOrc Industries製第1世代にもあるように、製品の信頼性にも影響されると考えられます。しかし、運用者が大変予算に富んでいることからも、使い捨てが可能な事はPCUの製品にも反映されていると考えられます。
18.8.08
Arc'Teryx Charlie Pack (USMC ILBE)
デザイン:
デザインはEagle等の3Dパックに似ていますが、多少小さめです。背中の部分(背負い式水筒用ポケット)に取り外し式のフレームを入れる方式です。
収納箇所は2つ、メイン1箇所、表面ポケット1箇所です。内部に小物入れの仕切り等は無く、空っぽです。
なお、表面ポケットは初期のデザインでは両側面からジッパーが明けられましたが、最近のものは左側(右利き)のみです。このポケットのデザインが非常にすばらしく、見た目は物があまり入りそうにありませんでしたが、これが驚きで拡張性があります。この辺がArc'Teryxの技術者のすばらしいところですね。
大きさ重量:
27L級。重さは1.17kg(!)ちなみにこの大きさの戦闘パックでこの軽量性はArc'Teryxだから出来たともいえるでしょう。
材質:
725Dコーデュラ
色:
ACU、黒、Multicam(*写真)、クロコダイル(コヨーテとODの中間色)
廃盤:Woodland、Desert
値段:
軍のIDを見せたらEagle 3Dパックの半額以下で買えました
非常に軽く使いやすいです。ただし、背負いストラップは薄く、あまり重いものを入れるとキツイです。戦闘においてはあくまでも1~2Day用といえるでしょう。EDCにも向いてます。
追記:
このパックは、米海兵隊ILBE計画の大型背嚢に「おまけ」(笑)でついてくる小型戦闘用パックと同デザイン。海兵隊員に支給されるモデルはMARPATピクセルカモ、製造は労働賃金が安いプエルトリコ等でPropper社名で製造されている。Charlieは本家本元Arc'Teryx、カナダ製。なお、MARPATカモの製品は現職海兵隊員への支給しか認められておらず、民間人がいかなる方法なりとも入手し所持していると連邦政府より控訴されるそうです(これは海兵隊EGAマークがつく製品全てだそうです)
15.8.08
Mystery Ranch BDSB
サイズ: 7000CI(約115L)の大型戦闘背嚢。
フィット:
パック自体ですが、まず運用者の胴の長さに合わせて簡単にフレームの高さを調整できます。ベルクロを使用しており、付属するプラスチックのヘラをフレームとバッグ部分に突き刺し、ベリベリとベルクロを剥がし、任意の場所でヘラを抜くとフレームが固定されます。着用する際は、いったん全てのストラップを緩め、背負った後、まずお腹のベルトを固定、そして肩紐を引っ張ると準備完了です。
色:
当時の米特殊戦軍の研究成果で灰色が極寒冷地~砂漠において一番適しているということから採用されたとのこと-ちなみに米陸軍も灰色ベースのピクセルパターンの迷彩を後日採用しました。また、当時としては珍しく、バックルが全てパックと同色(対IR処理済)でした。
素材:
Danaは2004年当時から既に750Dのコーデュラやスペースネット等使用。当時軍用の製品はパックであろうと戦闘装具であろうと1000Dが標準。特殊部隊の過酷な使用に耐えられるのか心配しましたが、部隊からのクレームは過去4年間全く無いそうです。流石Dana!
収納口:
上部、両側面、底部と4箇所になります。
外装:
いたってシンプル。MOLLE等は一切無く、側面にはNALGENE 1Lサイズの水筒ポケット、前面には長方形のポケットがあります。このMOLLEが無い点に関しては、Danaの個人的好みで付けなかったそうです。側面水筒ポケットですが、これが大変重宝されており、各種銃床もフィットします。底部の寝袋収納場所は折り畳みが可能であり、その場所にカールグスタフの弾薬を2発携行できます。
内装:
AN/PRC-117系の無線機を入れる仕切りとMOLLEがあります。底部には極寒地用寝袋の収納が出来る様にデザインされております。
使用した感想:
70パウンド前後の重量を入れても非常に安定しており快適に、なおかつ隠密な移動が可能です。
また、海外出張の際に何度か携行する機会もありましたが、世界でも一番軍用品への目が厳しいといわれている国でも入国審査でひっかかったことも無く、「民間人に受け容れ易い」パックといえるでしょう。
金額:
2004年に購入当時 $650前後
追加情報:
2004年に米軍のイベントで初めて存在を知ったのがMystery Ranch。創始者のDanaの製品は自分がモンタナで生活を送っていた時代に良く使用はしてましたが、会場でご本人に初めて対面、Dana Design売却の話など伺いました。同社では04年当時 米海軍特殊部隊の契約でBDSBという大型戦闘背嚢を製造しており、1個サンプル購入したのが写真
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